前立腺ガンの手術 その 10


前立腺ガンの手術 その 10

8時にはシャワーを浴びて全身を綺麗にします。
手術着に着換えてその中身はスッポンポンです。
そして看護士が私の左腕には点滴の針を一本突き刺さします。
そうこうしている間に手術の時間がやってきました。
       
9時5分前に病室を出発・エレベーターで二階まで降ります。
二階には長い廊下があってその右側に幾つもの部屋が有ります。
付き添って来てくれていた妻と息子とはここでお別れです。
妻も息子も心配そうに手を振ります。
私は笑顔で『大丈夫!』とそれに答えます。

幾つかの手術室が有るようですが、そのうちの一室に案内されました。
そこには数人のスタッフの方々が既に準備を整え待機していました。
『どうぞ宜しくお願いします』と皆さんに元気良くお願いしました。
スタッフの皆さんもにこやかに迎えてくれます。

さらにガンダムに出てきそうな厳しいイメージ 1格好をしたロボット?がデーンと
構えていました。
『これがダヴィンチですか?』とスタッフに問いかけます。
『そうですこれがダヴィンチです』と教えてくれる。
想像していたよりずーと大きい。全て鋼鉄で出来ているようです。
クレーンのような腕が何本も伸びています。
私はそのダヴィンチにも『どうぞ宜しくお願いします』と声を掛け
手術台に上がります。

着ていた手術着をぬがされ白い布をかぶせられます。       これがダヴィンチです        
『麻酔薬が入ります』とスタッフの声、、、
点滴の管から麻酔薬を注入するようだ、、、

あとは何も分かりません。

            続く